FD3S 電動ファン強制回転スイッチ製作
FDに限らず、ロータリーエンジンは致命的なほどに水温上昇に悩まされます。
レシプロから乗り換えたら思わず「オーバーヒートするんじゃないかこれ」と思うほどです。
エアロ交換による吸入空気量/排出空気量の増加、ラジエター交換による基本冷却量の増加・・・
とりあえず今回は、電動ファンを任意に作動させて水温を無理矢理下げてやろうと言う作戦です。
FDの電動ファンは条件により作動が変わります。
標準の作動温度は101℃で、エアコンのON/OFF状況で低速〜高速までファン回転速度も変わります
エアコンONで常時ファンが低速作動するのですが、如何せんエアコンはエンジンパワー喰って体感ロスも大きい・・・
ということで、スイッチ一つでエアコンONにせずともファンを回せるようにしちゃいましょう(n'∀')η

思い立ったが即行動。現在時刻夜の10時デス。
電動ファンの回転速度が3つもあるせいか、電動ファンのリレーは4つ存在しています。


エンジンルーム右リトラ付近、黒い4つの箱がファンリレーです。(赤丸部分
この4つのうち、どれか1つが低速回転用ファンリレーのハズです。
この作業の際、リレーがステーに取り付けられているので、ステーのボルトをはずし、ステーを自由に動かせるようにしておくと楽です。
なお年式により、どの場所か、また配線の色も違ったりするので注意が必要です。
判別の仕方は、ファンが作動しない水温の時にエアコンを入れます。
すると電動ファンも低速回転するので、その時にリレーを抜きます。抜いたときにファンが止まったリレーが目的のリレーです。
俺のときは図でいう左下のコネクタでした。右上の場合も多い様ですが殆ど左下の場合が多いです。
次にスイッチを接続するラインを探します
リレーには4つの線が接続されています。そのうち2つは目立って太い配線ですのでコレは除外します
古い年式だと茶線らしいですが、俺の車は緑色でした。これも間違うと大変なのでテスターで調べた方がいいでしょう。
エアコンをONにして、ファンが回った後にリレーを外して、GNDに落ちているほうが正解です。
もう片方はECUから来ているラインだそうです(未確認
配線が分かったら、そのラインを切断します。切断した配線をそれぞれ延長して車内へ引き込みます。
この配線延長の際、ギボシで繋ぐと、後になって戻す時にラクです。俺はギボシで繋いであります。
車内への引き込みはグロメットを使うのがいいでしょう。バルクヘッドにゴムのフタがあるので、
そこに切り込みを入れて配線を通すのが一般的です。

ちなみに俺のFDのグロメットは配線の通しすぎでゴム蓋が外れて配線が蓋の代わりになっています(´・ω・`;)
FDは車内に配線を通すスペースが少ないので工夫して通しましょう。
また、スイッチを付けるスペースも限られるため、十分な長さの配線を確保しておきましょう。

配線図はこんな感じです。
配線図さえあればCPUのFANラインから引っ張ればいいはずですが、心配な人やわからない人はファンリレーからとればOKです
次にスイッチの作成です
普通のスイッチでもいいですが、動作時に青く光るスイッチにしたかったので光るスイッチを買ってきました。
手元に平端子が無かったのでスイッチへの配線はハンダ付けにしました。

ここも延長してきた配線とスイッチを繋ぐ部分はギボシ加工です。取り外しがラクチン。
スイッチを取り付ける位置ですが、シフトパネルにメクラ蓋が何個かあるので、その場所に付ける事にします
シフトパネルはツメではめ込んであるだけなので、割らないように引っ剥がします。引っ張るだけ。
裏を見ると、シフトブーツやスイッチ類、小物入れベースまで全てネジ止めになっています。
それぞれが共締めになる形で取り付けられているので、ある程度ネジを外す必要があります。

普通のMT仕様なら2連コインケースになってる部分にスイッチをつけます。
コインケースのベースにケース部がツメではめこんであるので割らないように取り外します。
適当なアルミ板を切り出して、先ほど作ったスイッチで締めます。

締めようと思ったらハンダ部分がひっかかって締まりません_| ̄|○ヤッチャッタ
行き当たりばったりで作業してるとダメだぞ、と
しょうがないので強力ボンドで無理矢理くっつけました。再利用不可(´・ω・`)
なんかせっかくギボシ加工にした意味がなくなったような気がします。・゚・(ノД`)・゚・。
固定したら先ほどのコインケースのベースにくっつけます。
ボンドで固定してもいいのですがあとになって元に戻せるように両面テープ止めです

寸法間違いバンザイ。・゚・(ノД`)・゚・。
もうここまで来たら諦めモードです。分解の逆手順で組み付けます

スイッチ変わってるよ!?( Д) ゜ ゜
えっとあれです。動かなかったんですよ、さっきのスイッチじゃ。
配線を繋ぐ部分は確かに3つありました。しかしですね。そのうち1つはランプを光らす為のイルミラインだったんです
よくよく考えてみると・・・必要なスイッチはトグルスイッチです。普通のON/OFFスイッチじゃダメなんです。
そりゃただランプ光らすラインに配線つなげてても動かないですよね・・・
どうしようもないけどこのまま終らすのも嫌だし・・・で、丁度家に転がってた3Pトグルスイッチで代用。
ライトは点かないけど無事動きました。しかしいかにも自作しました!ってスイッチになってしまった。・゚・(ノД`)・゚・。
というわけで作動確認だけはできたので放置。
取り付け後ですが、100℃まであがっててもファンを作動させるとグングン水温が下がっていきます。
あまり使いすぎてファンモーター壊しても嫌なのでどうしても水温上がっちゃう時にしか使ってませんが、
FD(というかロータリー)乗りにはファン作動管理は重要ですね!効果を実感できます。
んでもって後日改めてスイッチを買ってきました。ちゃんと12V用の3Pトグルスイッチです。
いろいろ改善点もありました。スイッチベースが両面止めの為、ミッションからの熱などで剥がれてきてしまってました。
見た目もなるべくスマートにさせる為、最初はスイッチを付ける場所1つだけ外してたコインケースを2箇所とも外し、
コインケースのベース全体にアルミパネルを敷き、スイッチを固定する事にしました。相変わらずベース固定は両面テープですが。

スイッチもキレイに配線。平端子を使用しました。分解ラクチン。
ただしこのままでは内張りと干渉するため、端子を少し曲げて装着させます。
ベース固定の両面テープも、ボンド両面テープでガッチリ固定。いつ剥がれるか勝負です。
開いたもう1つのスペースには適当にステッカーを貼ってカモフラージュ。完成です!

なにこの自爆スイッチ